右第5指基節骨骨折
「 いたっ!」
朝の支度でパタパタと忙しくしているところに
自分の部屋の出口で、足をガツンと打った。
そのまま支度を続けていたが、ふと足を見ると小指が
あらぬ方向に向いている。
その瞬間、冷や汗と生唾が・・・
「ダメだ、やっちゃった。病院行かなくちゃ・・」
骨折したかも?と不安に思いながら
整形外科の医師が宿直をしている病院へ行った。
寒い朝だったから、裸足の足は痛いというより冷たく、じりじりしている。
足の小指はどうなっているのか、早く知りたくて気持ちもじりじりする。
レントゲンの結果、右足小指基節骨骨折と診断。
ガーーン。。 やっぱり。。
その日は祝日の金曜日だったので、週明けの月曜日に
経皮ピンニングの手術をするとのこと。
日帰りでワイヤーを入れるのだそうだ。
医師はとりあえずの処置として
曲がった小指をぐいっと手で修復して
隣の薬指と絆創膏でとめて、アルミのシーネで保護して 包帯を巻いた。
内服薬の痛み止めをもらって、その後仕事に行った。
さすがに骨が折れたというショックと、痛みとどうにかその日の
仕事を何事もなく終わらせなくちゃという気持ちで、張り詰めていた。
時たま、冷汗や生唾が湧くが、
仕事をしているから、痛みを感じなくて済むと自分に言い聞かせながらも
でも急性期は安静に、折れたところに体重をかけないように、
という気持ちが交互に繰り返し、衝撃の1日が終わった。